講演情報
[1G3-OS-13a-05]宿泊施設におけるキャンセル予測の精度向上が収益向上に与える影響の評価
〇木村 隆介1、佐藤 公俊2 (1. 株式会社リクルート、2. 神奈川大学)
キーワード:
レベニューマネジメント、ダイナミックプライシング、価格決定、需要予測、キャンセル予測
ホテル業界は、予約とキャンセルという不確実性に常に直面している。ダイナミックプライシングは、直前のキャンセルに対して適切な割引を提供できるものの、十分な需要がない限り、必ずしも空室を埋められるとは限らない。したがって、キャンセル予測の精度が実務におけるダイナミックプライシングの成果にどのような影響を与えるかを把握することは重要となる。本研究では、日本国内の特定の地域における実際の宿泊予約およびキャンセルデータを用い、予測精度と期待収益の関係を分析した。その結果、キャンセル予測の予測精度向上に伴い、収益が向上することを示された。また、この精度向上は、平均販売価格の引き下げを通じて消費者余剰を増加させると同時に、ホテルの客室稼働率も改善させることが明らかになった。さらに、この改善効果は、潜在顧客数が多い繁忙期においてより顕著であることが確認された。
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