講演情報
[1H4-OS-5a-03]ショケ積分を用いた争点間相互作用を考慮する投票アドバイスアプリケーションの試作
〇林 樹里1 (1. 総合研究大学院大学)
キーワード:
投票アドバイスアプリケーション、ショケ積分、意思決定
選挙時に政治的意見形成を助けるため、投票アドバイスアプリケーション(Voting Advice Application; VAA)が広く使われている。VAAでは、重みつきマンハッタン距離や内積により、政党と投票者の間の意見の類似度が評価されている。こうした評価方法では争点の独立性を暗に仮定している。しかし、投票者の主観的な意見の近さの類似度評価は、ある争点と別の争点を同時に支持できない代替性や、ある争点と別の争点を同時に支持する補完性といった争点間相互作用が存在する。そのため、争点間相互作用を考慮していないVAAによる類似度評価が投票者に誤った認識を与える恐れがある。本発表では、多基準意思決定で用いられるショケ積分をVAAに適用し、政党と投票者の意見の類似度評価指標とすることを提案する。
