講演情報
[1J3-GS-10d-05]デジタル広告配信改善のためのユーザモーメント推定に向けたコンバージョン定義の提案
〇山本 拓実1、笹嶋 宗彦1 (1. 兵庫県立大学)
キーワード:
デジタル広告、クリック系列データ、コンバージョン、ユーザー行動分析、予兆検知
インターネット広告の影響力は年々増大しているが,従来の手法では,消費者が購買済みの商品に関する広告が再度配信されるケースなどが存在する.本研究では,クリック系列データを用いて,オンライン上のサービスや,商品などの特性に応じた「意思決定のタイミング」として,コンバージョン(以下,CV)の定義を目的とする.具体的には,閲覧行動を区切る「セッション」の概念を導入し,経路検索サイトやレシピサイトでは,セッション内における最後の閲覧行動を意思決定のタイミングと見なし,これをCVと定義した.分析の結果,1,437,130件のURLから,購買や登録をCVとする従来の定義では捉えられなかった2,898件の新たなCV抽出に成功した.これにより,従来は定義されていなかったCVに至る行動の分析が可能になる.一方で,コンテンツ消費型や事実確認型のサービスでは,CV特定が困難であることを明らかにした.さらに本稿では,アサエルの購買行動類型モデルを活用し,ユーザの行動をリアルタイムに推定する手法の可能性についても議論する.本手法により,CVの予兆検知および適切なタイミングでの広告配信への貢献が期待される.
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
