講演情報
[1J5-GS-10r-03]性格特性の潜在クラスを用いた社会参加におけるwell-being阻害要因の構造分析
〇片山 翔一1、柿本 直勇1、櫻井 瑛一1、本村 陽一1 (1. 産業技術総合研究所)
キーワード:
社会参加、well-being、性格類型、機械学習
我が国では、健康増進やwell-beingの向上に向け、社会参加が重要な要素として注目されており、既存研究においても社会参加が平均的にwell-beingを高めることが示されている。一方で、社会参加は参加に伴う義務感や対人関係上のストレスにより、well-beingに負の効果を及ぼす可能性が指摘されている。また、こうした効果のばらつきは、性格特性などの個人差に依存している可能性がある。本研究では、性格類型に着目し、社会参加がwell-beingに及ぼす負の効果の要因を明らかにすることを目的とする。使用データは、全国の24歳以上を対象としたアンケート調査データ(N=11,002)である。Big Fiveに基づく性格特性からPLSAにより性格類型を抽出し、社会参加者を対象に、well-beingを目的変数としたベイジアンネットワークによる探索的分析を行った。その結果、既存研究で提案されているARCタイプと解釈上近い特徴を有する4類型が最適な性格類型として得られ、社会参加とwell-beingへの負の関連は性格類型および性別によって異なることが示された。これらの結果より、画一的な社会参加の促進ではなく、個別性を重視した施策設計が有効であると考えられる。
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