講演情報
[1J5-GS-10r-04]社会的共有メタ認知に着目した創造的議論支援システムの開発
〇池嶋 佑哉1、油谷 知岐1、林 佑樹1、瀬田 和久1 (1. 大阪公立大学)
キーワード:
議論支援、社会的共有メタ認知、創造的議論、大規模言語モデル
創造的議論では,議論の進行状況や目的を参加者全員が意識的に認識し,議論プロセスを制御する社会的共有メタ認知(Socially Shared Metacognition: SSM)が重要である.しかし,議題の内容に関する議論に注力しすぎるとSSMの実行に配分すべき認知資源が不足し,話題が主題から乖離したり停滞してしまうことが少なくない.本研究では,議論状況を診断してSSMの活性化を狙いとした適応的介入機能を備える創造的議論支援システムを提案する.より具体的には,議論システム上で参加者の発話をリアルタイムに取得し,議論の停滞や発散,発話の偏りなど,SSM活性化状況をモニタリングし,SSMの介入タイプに基づく適応的発言を生成AI技術を用いて提示する仕組みを開発する.これにより,システムを含む議論参加者全体で議論のSSM的制御を実行する仕組みとしている.本システムを研究活動における議論で初期的に利用した結果,SSM活性化状況の一端を捉え,議論プロセスの制御に寄与することが示唆された.
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