講演情報

[1K4-GS-3b-02]エンジニア職歴データを用いたAI・データサイエンス業務の分析

〇中条 雅貴1、小牛田 尋志3、西村 規正2、鳥海 不二夫1 (1. 東京大学、2. テクノプロ・ホールディングス株式会社、3. (株) テクノプロ テクノプロ・デザイン社)

キーワード:

エンジニア、データサイエンス、生成AI

近年,大規模言語モデルをはじめとする生成AI技術の急速な発展により,AIおよびデータサイエンス分野における業務内容は大きく変化していると考えられる。しかし,こうした技術革新がエンジニアの実務レベルにおける業務構成にどのような影響を与えているのかについては,十分に明らかにされていない。そこで本研究では,国内の技術系サービス企業である株式会社テクノプロが保有するエンジニアの職歴データを用い,AI・データサイエンス分野における業務内容およびその時系列的変化を明らかにすることを目的とする。分析の結果,2018年頃からデータサイエンス関連業務の記載割合が継続的に増加していることが確認された。さらに,2023年以降にはLLM関連業務の記載頻度が急増しており,近年の生成AI技術の普及と対応した変化が生じていることが示された。また,年齢層別の比較から,若年層エンジニアほど生成AI関連業務に従事する割合が高い傾向が見られた。本研究の結果は,生成AI普及期におけるエンジニア業務動向の基礎的分析として,今後の人材育成やスキル設計の検討に資する知見を提供するものと期待される。