講演情報

[1L3-GS-9a-04]ビブリオバトルにおける大規模言語モデルによる発表が聴衆の感性評価に与える影響の分析

笹井 勇亮1、〇廣瀬 百葉2、長谷川 翔一1、奥 健太3、谷口 忠大1,2 (1. 立命館大学、2. 京都大学、3. 龍谷大学)

キーワード:

大規模言語モデル、ビブリオバトル、感性評価

ビブリオバトルは気軽に開催できる書評ゲームとして,図書館や教育現場など日本国内で広く実施されている.ビブリオバトルの持つ様々な機能は複数の研究により実証されているが,それらの機能が発表主体にどれほど依存して生じているかは明らかになっていない.本稿では,ビブリオバトルの発表主体として,人間とは質的に異なる大規模言語モデル(LLM)を導入し,ビブリオバトルにおける発表主体が人間かLLMであるかの違いにより,聴衆の感性評価に違いが生じるかを検証する.実験では,人間とLLMがどちらも発表者として参加するビブリオバトルを実施し,聴衆の感性評価を対面とオンラインという2つの条件で調査した.実験の結果,発表主体の違いによる「読書意欲」や「熱意」などへの有意な差は見られなかった.その一方,人間発表者に対する感性評価は対面とオンラインで大きく異なったのに対して,LLM発表者に対する感性評価には実験環境間での大きな違いは見られなかった.

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