講演情報
[1Yin-A-62]単眼眼底画像からの視神経乳頭三次元構造推定に関する検討
〇李 宗顕1、山本 豪志朗1、御手洗 彰1、劉 暢1、岸本 和昌1、堤野 晃宏1、須田 謙史1、田村 寛1 (1. 京都大学)
キーワード:
機械学習、三次元再構成、医用画像解析
緑内障の早期診断には、視神経乳頭(ONH)の三次元的構造評価が重要である。光干渉断層計(OCT)は高精度な三次元構造情報を提供するが、高コストや運用上の制約により大規模スクリーニングへの応用は限定的である。一方、眼底写真は広く普及しているものの、明示的な深度情報を持たないという課題がある。 本研究の目的は、対応付けられた眼底写真–OCTデータを用いて、眼底画像から臨床的価値を有するONH三次元構造を推定できるかという実現可能性を検討することである。OCTに基づく三次元ONH再構成を構造的参照として構築し、深層学習による眼底画像からの深度推定および三次元表面再構成を行った。 現時点での解析により、眼底画像に基づく深度推定は、陥凹深度やリム形状といった主要なONH構造的特徴において、OCT由来構造に見られる相対的な傾向を保持していることが確認された。本研究は、三次元再構成パイプラインの確立と構造的整合性の検証を主眼とし、今後の定量的評価や臨床応用に向けた基盤を提供する。
