講演情報
[1Yin-B-37]テキストと音声に基づく児童の音読における言い直しの検出
〇岡田 大地1 (1. 東京理科大学)
キーワード:
音読支援
本研究では,児童の音読に対する自動添削システムの構築を目的とし,音読音声における言い直しを自動的に検出する手法を提案する. 本手法は,音声認識結果と音読の対象であるテキストを入力とし,両者の音素単位での位置合わせを行うことで言い直しを特定する. 具体的には,まず,テキストの各音素を隠れ状態,音声認識結果を観測値とする隠れマルコフモデルに類似した系を定義する. 出力確率としては,音声認識器から得られる各音素の確率を利用する. 状態遷移として,テキスト通りに読み進める遷移に加え,過去の音素へ戻る遷移,読み飛ばしに対応する遷移などを定義し,動的計画法により累積確率が最大となる経路を推定する. この推定経路において,過去の音素へ戻る遷移が起こった位置を言い直しとして特定する. 評価実験では,小学1年生から収集した音読音声データを用い,提案手法の有効性を検証した. その結果,言い直し検出の再現率 0.67 を達成し,児童特有の非流暢な発話に対しても本手法が有効であることが分かった.
