講演情報

[2I5-OS-7a-01]急性肝不全・肝障害の予後予測システムの開発:リスクスコア

〇大浦 泰遥1、吉村 雷輝1、岩見 真吾1 (1. 名古屋大学)

キーワード:

臨床スコア、リスク評価、病態進行

急性肝不全・肝障害は急速に進行し、肝移植を要する重症例も多い致死的疾患である。しかし、ドナー数には限りがあるため、移植の適応となる患者を正確に識別する臨床的に実用可能な予後予測指標の確立が喫緊の課題である。本研究では、多様な病因を含む急性肝障害患者319例の入院時データを用いて、肝移植の要否を高精度に予測するAIモデルを構築した。さらに、その予測精度を維持しつつ、既存の医療体制でも活用可能な統計的根拠に基づくリスクスコアを開発した。このスコアにより、入院時点で将来的な重症化を高精度に予測でき、早期の治療判断を支援する。本システムの実装により、限られた医療資源の適切な配分が可能となり、救命率向上が期待される。また、当研究室では、本スコアを用いた臨床支援アプリの開発も並行して進められている。