講演情報

[2Yin-A-49]評価者自身の性格特性を考慮したマルチモーダル他者評価性格特性推定

〇山田 涼楓1、庵 愛1、増村 亮1、山根 大河1、牧島 直輝1、田中 智大1、鈴木 聡志1、折橋 翔太1 (1. NTT株式会社)

キーワード:

ビッグファイブ、性格特性、マルチモーダル

他者評価性格特性推定とは、対象話者に対する第三者から見た性格特性を推定するタスクであり、近年では、マルチモーダル情報から他者評価性格特性を推定するマルチモーダル他者評価性格特性推定モデルが提案されている。従来のマルチモーダル他者評価性格特性推定モデルでは、複数の評価者による評価値を平均化してモデル化することが一般的であり、評価者ごとの評価値については考慮されてこなかった。しかし、マルチモーダル情報に基づいた評価では、その評価基準に評価者の主観が大きく影響する可能性がある。実際に、人間が他者の性格特性を評価する際、評価者自身の性格特性と他者への評価傾向との間に相関があることが報告されており、マルチモーダル他者評価性格特性推定のモデル化においても、評価者自身の性格特性の考慮が重要であると考えられる。そこで本研究では、評価者の年齢、性別、Big Five性格特性を用いて、評価者自身の性格特性を考慮したマルチモーダル他者評価性格特性推定モデルを提案する。実験の結果、提案手法では、IDのみで評価者を識別した場合と比較して性能が向上し、評価者自身の性格特性を考慮することが重要であることが示された。