講演情報
[2Yin-B-60]本の一部を引用して意見するSNSの構築と初期利用分析
〇田部 幸希1、神保 亮太郎2、久保沢 春斗2、高橋 陸羽2、柴田 博仁1 (1. 群馬大学大学院 情報学研究科、2. 郡馬大学 情報学部)
キーワード:
読書、SNS
本研究では若者の読書離れを改善するために、読書SNS「Quote」の構築を行った。オンライン上で書籍へのコメントは、本の大意から外れると批判されるリスクがあり、敷居が高いものになっていると考えられる。そのためQuoteでは引用を用いる形式を採用し、部分的なコメントを行うことでコメントの敷居を下げることを目的としている。本稿ではQuoteの投稿データを元にデータ分析、コアユーザーへのインタビュー調査を行い、その利用実態を報告する。データ分析はQuoteの投稿295件、Amazonレビュー、ブクログの投稿を300件用い、投稿をラベル付けした後、Quoteの投稿にどのような特徴があるかを明らかにした。インタビュー調査ではQuoteで生じたユーザー体験を引き出し、分析した。その結果、Quoteの投稿はユーザーの書籍に対する主観的意見の表明を促進させていることが明らかとなった。引用を用いる形式が心理的負担を軽減し、投稿を促していることが示唆された。
