講演情報
[3F1-OS-8-01]生命科学分野の知識グラフを活用するTogoMCPの構築
〇山本 泰智1、金城 玲2、藤澤 貴智3 (1. 情報・システム研究機構、2. 合同会社アニマ・マキナ、3. 国立遺伝学研究所)
キーワード:
MCPサーバー、知識グラフ、自然言語クエリ
生命科学分野では多くの知識が構造化され,RDFを用いた多数の知識グラフ(KG)で表現されている.その内容は非常に多様で,様々な組織が様々な観点から構築している.DBCLSが提供するRDFポータルは国内外の公共KGを収集し,SPARQLクエリによりワンストップでアクセス可能としている.KGの数は現時点で75あり,総トリプル数は1700億を超える.生命科学の発展によりKGの種類及び容量は増加しており,適宜新たなKGの追加と更新がなされている.SPARQLクエリを用いることでこれらのKGから所望のサブセットを取得できるが,そのために必要なSPARQLの習得やKG構造の把握は敷居が高い.そこで我々はLLMを介した自然言語による問い合わせを実現すべく,リモートMCPサーバーであるTogoMCPを開発している.LLMエージェントにTogoMCPを接続することで,SPARQLやKGの技術的知識なしで,自然言語による問い合わせによって,上記の膨大なKGから所望のデータを取り出し,必要な形式で取得することが可能になる.本論文では,これまでに得られているTogoMCPの特徴,応用例,および課題を議論する.
