講演情報

[3I2-OS-45b-02]協働場面におけるオフタスク発話の機能構造分析

〇土屋 篤生1、近藤 一晃2、安部 健太3、酒造 正樹1、酒井 元気4 (1. 湘南工科大学、2. 京都大学、3. 帝京大学、4. 日本大学)

キーワード:

オフタスク発話、協働作業

本研究は、協働作業における脱タスク的会話(OTT)を、タスクからの逸脱ではなく、グループワークを持続させる相互作用的資源として再概念化する。8回分のペーパータワータスクセッションから得られたマルチモーダルデータを用い、7類型にOTTを分類し、それらを4つの相互作用様式(関係調整、応答同調、メタ共有、知覚共有)に再編成した。これらの様式はさらに、社会的・情動的・認知的という3つの高次機能を通じて解釈され、OTTが周辺的な現象ではなく多層的なメカニズムとして機能することが明らかになった。また、OTTはリズムを調整し、共有注意を維持し、参加を安定化させる相互作用の連鎖の中で生じることが示された。これらの知見に基づき、参加者が刺激や先行発話を持続的な相互作用へと変換する仕組みを説明する「受け取る力」と「つなげる力」という2つの能力を抽出した。結論として、OTTは協働コミュニケーションにおける連続性と結束性を支える調整メカニズムとして機能すると結論づけた。

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