講演情報

[3Yin-A-28]ステレオカメラを用いた三次元下顎運動計測システムの試作

〇市川 航大1、田口 亮1、青山 聖2、横井 美有希2、吉田 光由2 (1. 名古屋工業大学、2. 藤田医科大学)

キーワード:

咀嚼運動、三次元計測、ステレオカメラ、下顎軌道

咀嚼運動を定量的に評価することは,予防医療やリハビリテーションの観点からも重要であるが,従来の咀嚼運動計測装置は導入や運用の負担が大きいという課題がある.そこで本研究では,咀嚼運動を安価かつ簡便に計測・評価できる手法の実現を目指し,ステレオカメラによる三次元下顎運動計測システムを開発する.ステレオカメラにはIntel社のRealSense D405 を用いる.咀嚼運動を計測する場合,顔全体の動きが下顎の運動の計測に影響を与えてしまう.そこで計測対象となる下顎だけでなく,額や鼻などにマーカを貼付し,下顎の位置と顔の位置・姿勢を計測する.そして,顔の位置・姿勢を正規化することで,咀嚼運動のみを抽出する.評価実験では,1名の被験者による咀嚼運動を計測した.既存システムの計測結果を真値と仮定すると,提案手法の計測誤差は,左右方向が平均0.5 mm(最大2.9 mm),上下方向が平均0.4 mm(最大2.7 mm),前後方向が平均1.1 mm(最大4.2mm)であった.