講演情報
[3Yin-A-43]スタジアムのコンコースエリアにおける誘導が滞在時間分布に与える影響のシミュレーションによる分析
〇奥井 杏奈1、藤井 秀樹1 (1. 東京大学)
キーワード:
群衆シミュレーション、滞在時間分布、誘導、混雑緩和、スタジアム
スタジアムでのコンサート開演前には、コンコースに行列や混雑が発生することが多い。案内サインやアナウンスといった誘導施策は、来場者の待ち時間に対する感じ方や移動のしやすさに影響を与える可能性がある。しかし、これらの効果は状況に強く依存しており、定量的に評価することは容易ではない。本研究では、コンサート開演前のスタジアム・コンコースを対象とする。歩行者シミュレーションを用いて、異なる誘導施策がトイレの選択行動、来場者の空間分布、ならびにコンコース滞在時間(コンコースへの入場から退出までの時間)の分布にどのような影響を与えるかを検討した。具体的には、トイレへの方向を示すサイン、予想待ち時間の表示、定期的なアナウンスといった誘導施策を想定した。分析の結果、誘導方法の違いにより滞在時間の分布に差が生じることが明らかとなった。これらの知見を踏まえ、誘導施策を評価・比較するための基本的な枠組みを提案する。詳細な結果については、当日発表する予定である。
