講演情報
[4F5-OS-29c-06]視覚–言語モデルを用いた協調マルチエージェントのデュアルプロセス意図推論
〇長村 一樹1、内田 秀継1、松本 智佳子1、安部 登樹1 (1. 富士通株式会社)
キーワード:
協調的マルチエージェントシステム、デュアルプロセス推論、視覚言語モデル
協調マルチエージェント制御では,相手の意図を予測しながら高速に反応することが重要である.従来のOvercookedエージェントは,シンボリックあるいはテキストベースの状態表現に基づくLLM推論に依存しており,画像に含まれる空間的な手がかりを十分に活用できていなかった.一方,Vision–Language Model(VLM)は視覚情報に基づく文脈理解を可能にするが,推論遅延や時間的一貫性の課題から,逐次的な行動決定には不向きである. 本研究では,テキストベース推論を画像に基づくVLM推論へと拡張したデュアルプロセス協調エージェント VLM-DPT-Agent を提案する.VLMは視覚情報をもとに、シーンの関係性や意図を含む意味構造を推定し,それらに基づく介入制御および軽量な反省機構と統合することで,高速かつ安定した協調行動を実現する.Overcooked ベンチマークにおける実験により,最大スコア150を達成し,協調性能の向上が確認された.
