講演情報

[4G1-OS-23-04]ReMIND:大規模言語モデルのモジュラー統合によるセレンディピティ創発REM睡眠着想型システム設計に基づく創造的アイデア生成

〇佐藤 純1 (1. 金沢大学)

キーワード:

大規模言語モデル、創造的アイデア生成、脳着想型モジュラーアーキテクチャ、REM睡眠着想型LLMフレームワーク

大規模言語モデル(LLM)は問題解決だけでなく創造的アイデア生成にも用いられつつあるが,新規性と整合性を両立した「ひらめき」を安定して得ることは依然として困難である。確率的サンプリングは新規性を促進する一方で一貫性を損ない,精緻なスコアリング指標も有用なアイデアの予測には限界がある。本研究では,REM睡眠に着想を得たモジュラー型フレームワークReMINDを提案する。ReMINDは,低温度で安定した基準応答を生成するwake,高温度で概念探索を行うdream,粗い評価により候補を抽出するjudge,および選択されたアイデアを再構成するre-wakeから構成される。各プロセスを独立したLLMとして分離することで,探索と安定化を機能的に分業させる。複数のプロンプト条件・温度・乱数に対する系統的解析の結果,ReMINDは意味的探索を安定的に誘導しつつ,高品質なアイデアが稀な事象として出現することを示した。本研究は,創造性を決定論的に最適化するのではなく,希少な価値あるアイデアが生起しやすい条件を設計することの重要性を示す。

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