講演情報

[4H5-OS-4c-01]心理内部モデルの違いによるエージェントの意思決定と行動の比較災害を生き抜く8つの因子モデルとBig Fiveを用いたLLMエージェントによる南三陸町の避難シミュレーション

〇小川 莊貴1、渡邊 紀文1 (1. 武蔵野大学)

キーワード:

避難シミュレーション、LLMエージェント、意思決定、心理内部モデル

心理内部モデルに基づくエージェント間の対話を通じて,意思決定と行動が決定されるエージェントを備えたLLMベースの避難シミュレーションを構築した。これらの心理内部モデルが「言語→方略→行動」のプロセスを通じて意思決定にどのように影響するかを明らかにするため,南三陸町の住民1,731人を対象としたLLMベースの避難シミュレーションを構築した。Sugiuraら (2015) が提案したPower to Live と Big Five のモデルを実際の避難所に避難した人の割合と比較した結果,Big Five は Power to Live より高い予測精度を示した。この差は,Power to Live では標高や避難所収容人数といった重要な評価基準が避難所選択に十分反映されていなかったことに起因する。さらにテキスト分析により,Power to Live は「様子見」や「即時出発」といった判断を優先する傾向が確認された。