講演情報

[4H5-OS-4c-02]安全意識向上のための個別最適化情報提示

〇長尾 昇真1、中村 真士1、服部 雅典2、奥 佑之2、佐野 征弥2、速水 悟3、寺田 和憲1 (1. 岐阜大学、2. 中部電力株式会社、3. 早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構)

キーワード:

個別最適化、性格特性、労働安全

職場の労働災害防止には安全意識の形成が不可欠だが,従来の画一的安全教育は個人差を考慮できず,当事者意識や行動変容につながりにくい.また,性格特性に基づくパーソナライゼーションが安全意識をどの程度高めるかは十分に検証されていない.本研究は,事故リスクと関連する性格特性に基づく個別最適化情報提示の有効性を検証することを目的とした.事故リスクと関連する4つの性格特性(内向性・内省性・独自性・敏感性)を同定し,各参加者で最もリスクの高い1特性を介入対象として,AIエージェントが実事故例に基づく事故分析情報を計6回提示した(n=74,介入36/非介入38).3要因混合分散分析の結果,介入群では介入対象特性に対応する要因の重要度評定がPre(79.61)からPost(89.60)へ有意に上昇し,非介入群では変化しなかった.以上より,性格特性に応じた情報提示は安全意識を選択的に高め,個別最適化型安全教育の実現に資する可能性が示された.