講演情報

[4H5-OS-4c-04]生成AIにおいて信頼が認知負荷に与える影響SEMによるPerformance Trustの影響の分析

〇齋藤 真里1、山田 誠二2 (1. 総合研究大学院大学、2. 神奈川大学)

キーワード:

画像生成、信頼、認知負荷、生成AI、構造方程式モデリング

生成的 AI は、専門的な業務や創造的活動などさまざまな文脈で広く利用されている。しかし、ユーザの意図に合致した出力を得るために必要となる反復的なプロンプト試行は、認知的作業負荷を増大させる可能性がある。本研究では、画像生成システムにおけるプロンプトベースのインタラクション中に、AI に対する信頼、特に Performance Trustが認知的作業負荷とどのように関連するかを実験的に検討した。参加者は、テキスト入力を伴わない Automatic 条件 と、テキスト入力を必要とする Prompt 条件 の 2 条件下で画像生成課題を遂行した。AI に対する信頼および認知的作業負荷は、主観的評価によって測定した。構造方程式モデリングの結果、Performance Trust が高いほど認知的作業負荷が有意に低減することが示された。また、項目レベルの分析から、信頼を構成する要素間で寄与の仕方が異なることも明らかになった。これらの知見は、負担の少ない人間–AI 協働を設計するにあたり、信頼のレベルだけでなく、質的側面も考慮する必要があることを示唆している。