講演情報

[4I5-OS-17b-03]美術作品の文脈化に関する決定木分析シカゴ美術館印象派コレクションを事例として

〇原 翔子1、大向 一輝1 (1. 東京大学)

キーワード:

文脈化、決定木分析、メタデータ分析、印象主義絵画、デジタルヒューマニティーズ

美術館コレクションを大規模画像データセットとして提示する際,利用者はその組織構造を把握しにくい.本稿では美術館メタデータを対象として,文脈化の主軸を定量的に特定する.シカゴ美術館の印象派作品214点を対象に,Gower距離と概念均等重み付けを用いた階層クラスタリングとCART決定木分析の二段階手法で分析した.地理的に定義された3クラスタ(C1:フランス115点,C2:米国73点,C3:その他欧州26点)が抽出され,場所の変数重要度は89.1%を占めた.この結果は場所の重みを制限しても変わらず,地理的出自がコレクションの主要な構造化原理であることを示しており,フランスおよびアメリカ印象派を異なる伝統とする美術史的見解とも整合する.

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