講演情報
[4L4-GS-1a-01]左右脳統合モナド/モジュールを基盤とするAGIアーキテクチャ
〇平方 勝1、馬 沖1、ジェプカ ラファウ2、山田 智章3、加瀬 究4 (1. 海上技術安全研究所構造・産業システム系、2. 北海道大学、3. 日本海事協会、4. 理化学研究所)
キーワード:
汎用AI、知能発達、ニューラルネットワークアーキテクチャ
本研究は,右脳的な差異生成と左脳的な記号安定化を統合しうる新たなAGIアーキテクチャとして,左右脳統合モナドを基盤とする生成的モデルを提案する.従来のLLMは,離散的記号操作を中心とする左脳的機能に偏る一方,連続的意味場・テンション構造といった右脳的プロセスを欠き,創造性,自律性,他者との関係性に基づく行為の根源的メカニズムを再現できていない.本研究のアーキテクチャは,微分的変化と非線形活性をもつモナドを基本単位とし,右脳(連続場),左脳(離散的記号操作),脳梁(干渉・臨界点)から構成されるモジュール群を統合する.さらに,感覚入力(視覚・音声)と左右脳の干渉を通じた概念生成を結びつける発達段階モデルを組み込み,メタ認知や命名行為(ガヴァガイ問題)のテストベッドを提案する.本研究は,創発的知能の神経的・哲学的・計算論的統合に向けた基盤を提示すると同時に,そのような知能を社会に実装する際の安全性と倫理性が如何に他者性を内部に含んだ上で構造的に担保されうるかを,高度化するAI技術を導入した社会インフラの一例として海事分野において示す.
