講演情報
[4M1-GS-2a-03]最適輸送に基づく選好重みからパレートフロントへの回帰モデル構成法の検討
〇増井 秀之1 (1. 三菱電機株式会社)
キーワード:
多目的最適化、パレートフロント、ブラックボックス最適化、最適輸送
工作機械のパラメータ調整など産業分野では評価コストの高いブラックボックス最適化問題が多く,複数の目的関数を同時に扱う場面も多い.一般に目的関数間にはトレードオフが存在し,全目的関数を同時に最適化する解は存在しないため,多目的最適化ではパレートフロント上の解を満遍なく探索することが目標とされる.一方,実運用ではその中から状況に応じて適切なバランスのパレート最適解を選ぶ必要があり,目的関数の数Mの増加とともに意思決定は困難になる.そこで本研究では,各目的関数に対する利用者の選好を表す単体上の選好重みベクトルを入力とし,パレートフロント上の点を出力する回帰モデルを構成する枠組みを検討する.従来のBezier simplex fittingは単体からパレートフロントへの写像を学習するが,パレートフロントが(M−1)次元単体と同相であることを仮定しており,非連結となる場合や低次元へ退化する場合に推定が不安定となる.そこで本研究では,最適輸送に基づく対応付けと補間による連続化により回帰モデルを構成する手法を提案し,数値実験によりその有効性を確認する.
