講演情報

[4M1-GS-2a-06]選好に基づく進化型多目的最適化におけるRegion of Interestの定義の再考

〇最上 龍一1、田邉 遼司1 (1. 横浜国立大学)

キーワード:

進化計算

多目的最適化問題とは, 複数の目的関数を同時に最小化する解を求める問題である. 進化型多目的最適化は (EMO) は, パレートフロント全体を近似する解集合を獲得するための効果的なアプローチである. 選好に基づく進化型多目的最適化 (PBEMO) は, 意思決定者 (DM) が提供する選好情報に基づいて定義される関心領域 (region of interest, ROI) を近似することを目的とする. しかしながら, EMOの研究分野においてROIの定義は体系的に整理されておらず, 特に目的関数間のスケールが異なる場合には, その定義が曖昧である. 本論文では, 正規化がROIの定義に与える影響を解析する. 具体的には, 正規化空間および非正規化空間において定義されるROIがお互いに一致しない可能性を示すとともに, 正規化空間で定義されたROIの近似が困難となる場合があることを明らかにする.