講演情報
[4Yin-B-40]スケーラビリティを持つ顧客の価値観推定手法の研究
〇吉澤 陸人1、尾白 大知1、松本 茂紀1 (1. 日立製作所)
キーワード:
価値観、大規模言語モデル、購買履歴
顧客の価値観が多様化する現代では、マーケティングにおいて商品価値を適切に捉えた訴求施策の設計が重要な課題である。商品価値を分析する手法として、商品属性を便益を通じて価値に結びつけるMeans-End-Chain(MEC)が長らく用いられてきたが、面接によるデータ収集のコスト低減がボトルネックである。本研究では、より大規模に収集できる顧客の購買履歴から顧客が保持する価値観を推定する手法を提案する。購買場面においては販売商品の特徴によって価値観がバイアスを受けるため、提案法ではそのバイアスを階層ベイズモデルにより除去する。また、価値観としてシュワルツの価値観を用い、その価値観が円環構造を持つ性質用いて推定価値観を補正する。評価では、特定の価値観を付与した仮想顧客による購買履歴を用い、提案法で推定した顧客の価値観ベクトルと正解とのコサイン類似度を評価した。その結果、提案法はLLMに購買履歴を一括入力する比較手法に対しコサイン類似度を0.37改善した。
