講演情報
[5E1-GS-6d-03]日本語動詞対におけるコロケーションの自然さの可視化
〇深美 利光1、赤石 美奈2、花﨑 美紀2 (1. 法政大学 情報科学研究科、2. 法政大学 情報科学部)
キーワード:
自然言語処理、コロケーション、可視化、BERT
自然言語において意味的に近接する語は,文中で共起する語のコロケーションによって使用の自然さに差が生じることがあり,その使用場面の違いの理解は第二言語学習者にとって困難となり得る.そこで,本研究の目的はBERT の文脈予測確率を用いて, 意味が近接する動詞対のコロケーションや使用場面の違いを明らかにすることである。このために,意味が近接する複数の動詞対を対象に,各動詞にそれぞれ共通する「を格」の名詞と組み合わせたフレーズについてBERTによる文脈予測確率に基づく平均対数確率を算出し,対となる動詞に対して名詞が共起する確率を二次元空間上に可視化した.さらに、同じフレーズについて人手での受容度評価を行い,提案システムによる共起確率が日本語話者の持つ文の自然さの感覚に相関することを確認した.これにより,コロケーションの自然さの程度が可視化され、日本語話者のコロケーションについての感覚を学習者が獲得できる可能性があると考えられる.
