講演情報
[5F3-GS-10s-04]大規模言語モデルを用いた小説から演劇脚本への変換
〇栗田 隼輔1、上乃 聖1、李 晃伸1 (1. 名古屋工業大学)
キーワード:
演劇脚本、演劇、大規模言語モデル、小説、長文テキスト処理
小説を原作とした演劇が数多く上演されている.小説から演劇脚本を作成するには役者の動作などの指示であるト書きは簡潔に記載する,説明的な台詞を避ける,などの脚本としての要件を満たす必要があり,構造が異なる小説から作成することは知識や経験が必要である.本研究では,LLMを用い小説から脚本を自動変換することを目的とし,上記の要件を満たすプロンプト指示を設計しシステム構築を行う.プロンプトにはト書きの簡潔化のために,ト書きに必要な情報と不要な情報の例示,説明的な台詞を避けるための指示を加える.また,LLMで長文テキストを扱う際に物語の内容が大きく欠落することを防ぐため,生成時に小説本文を分割して入力する。演劇経験者を対象とした変換した脚本の主観評価では,脚本としての要件であるト書きや説明台詞などの項目や,小説の内容との齟齬を問う項目を含むほとんどの項目で一定の評価を獲得し,脚本として受け入れられる品質に変換できることを明らかにした.
