講演情報
[5K2-OS-38a-05]周期構造の時間的変化に基づく状態推定・異常検知フレームワークの提案
〇白神 健瑠1、田中 信秋1、栗山 俊通1 (1. 三菱電機株式会社)
キーワード:
周期構造解析、異常検知
時系列信号に含まれる周期構造は、機械振動や生体信号など多様な分野で観測される。周期成分の出現・消失や規則性の変化は、対象の状態変化や異常の重要な手掛かりとなる。しかし実環境では、ノイズ、信号品質の劣化、複数周期成分の混在などにより、周期推定やピーク検出が不安定となり、安定した追跡が困難である。既存手法では、動的計画法などを用いて時間方向に一貫した周期推定結果を選択・接続し、周期構造の時間的変化を追跡するアプローチが広く用いられてきたが、追跡結果の品質や不確かさを下流の状態推定・異常検知が直接利用できる形式で整理・出力する枠組みは十分に整備されていない。そこで本研究では,時系列信号に生じる周期構造の時間的変化を経路として復元し,その経路の品質を要約して下流へ提供することで,状態推定・異常検知をタスク依存の解釈として柔軟に構成できるフレームワークを提案する。本稿では人工データの可視化例を通じて,提案フレームワークの基本的な挙動を示す。
