講演情報
[5N2-GS-11h-01]情報的健康の実現に向けた情報閲覧履歴可視化ツールの開発と評価
〇浦田 海翔1、鳥海 不二夫1、宇多川 敦史2、吉田 光男3、高口 鉄平4、勝野 正博5 (1. 東京大学、2. 武蔵大学、3. 筑波大学、4. 静岡大学、5. 目白大学)
キーワード:
情報的健康、可視化、Web閲覧履歴
健全な言論空間の維持において、ユーザー自身が多様な情報にバランスよく触れ、自律的に情報を選択する「情報的 健康」の重要性が提唱されている。しかし、プラットフォームのアルゴリズムによるフィルタリングや個人の確証バイ アスにより、ユーザー自身が客観的に自身の情報摂取の偏りを把握することは困難である。本研究では、ユーザーの情 報的健康の実現を支援するため、Google Takeout から取得可能な Web 閲覧履歴および YouTube 視聴履歴を多角的に 可視化するツールを開発した。被験者実験の結果、自身の情報摂取の健全性に対する主観的評価および情報的健康への 共感については統計的に有意な変化は認められなかった。一方、自由記述からは多くの被験者が自身の情報摂取の偏り を認識したことが示された。これらの結果は、閲覧履歴の可視化が情報の偏りへの質的な気づきを促す一方、量的評価 への反映には課題があることを示唆している。
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