講演情報

[5N2-GS-11h-05]インフルエンサーの投稿行動とエンゲージメントの相互作用分析

〇堀川 祐生1、鳥海 不二夫1、猪谷 誠一2、岩井 千妃呂2 (1. 東京大学、2. 博報堂DYホールディングス)

キーワード:

ソーシャルメディア、計算社会科学

近年、ソーシャルメディアにおけるインフルエンサーの影響力は増大しており、情報の拡散だけでなく、偽情報や極性化した意見の増幅にも関与する可能性が危惧されている。彼らの行動様式はユーザからの反応(いいね、リツイート、コメント等)と密接に関連していると考えられるが、長期間にわたる動的な相互作用メカニズムは十分に解明されていない。先行研究では、一般ユーザが「想定されるオーディエンス」を意識して投稿を選別したり、期待以上の反応を得た際に戦略的に類似投稿を控えるといった行動変容が確認されている。本研究では、インフルエンサーがユーザの継続的な反応、特に期待値と実際の反応の乖離(ポジティブ・ネガティブな偏差)に対して、どのように投稿内容や頻度、自己呈示戦略を変化させているかを分析する。具体的には、反応の多寡が投稿における「私的・公的」なシフトや、極端な言説への傾倒に与える影響を検証する。本研究により、インフルエンサーがエンゲージメントを獲得するために用いる適応戦略を明らかにし、偽情報の拡散防止や健全な情報環境の構築に向けた知見を提供する。

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