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[16p-C301-2]元素間相溶性を駆動力とした前例のない規則合金相の安定化

〇松本 憲志1、佐藤 良太1、立津 慶幸2、工藤 昌輝3、寺西 利治1,4 (1.京大化研、2.名桜大健康情報、3.九大超顕微センター、4.京大院理)
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キーワード:

ナノ粒子、元素間相溶性

合金の結晶構造は幾何学的には無数存在するが、実際に合成例のある構造は熱力学支配によりごくわずかである。近年、ナノサイズ効果により準安定相金属ナノ粒子の形成が多数報告されるようになってきたが、合成された準安定相のほとんどが既知の結晶構造であり、新規結晶構造の開拓は依然として未踏領域である。本発表では、熱力学的に安定なL12(Cu3Au型)構造およびA1構造のみ報告例のあるFePd3合金に対し、Feとは固溶できないがPdとは固溶可能なInを微量導入することで前例のないZ3型構造の形成に成功したので報告する。

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