講演情報

[17p-P07-19]ハロゲン置換によるCs2ZrCl6蛍光体の発光特性制御

〇藤原 千隼1、並木 宏允1、黒澤 俊介2,3,4 (1.(地独)都産技研、2.東北大 NICHe、3.東北大 金研、4.阪大レーザー研)
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キーワード:

黄色-赤色蛍光体、ペロブスカイト型ハロゲン化物、複合アニオン

Cs2ZrCl6のようなペロブスカイト型ハロゲン化物蛍光体は、希土類元素を使用せず効率よく発光するため、白色LED(WLED)への応用が注目されている。しかしその発光波長は青色領域であり、WLED用蛍光体に要求される波長範囲を満たしていない。本研究ではハロゲン置換がCs2ZrCl6の発光特性に及ぼす影響を評価した。ClサイトをIに置換したCs2ZrCl5.8I0.2は固溶体を形成し発光波長が約600 nmで黄-赤色の発光を示した。以上の結果はハロゲン置換が発光特性を最適化する有効な手法であることを示している。

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