講演情報
[18a-A21-4]グラフ理論による多面体に基づいた結晶構造生成手法の構築
〇横山 智康1、市川 和秀1、内藤 久資2 (1.パナソニック ホールディングス(株)、2.名古屋大学)
キーワード:
結晶構造、多面体、グラフ理論
近年,生成モデルを用いた結晶構造予測は,新材料の発見に向けた研究として非常に活発に行われている.これまでの多くの研究は,既に合成報告のある結晶構造や,これらの構造に元素置換を施すことで得られる仮想構造を学習データとして用いてきた.しかし,このアプローチは既知のデータ範囲内,すなわち内挿領域での予測には有効であるものの,未知の結晶構造,特に外挿領域に位置する結晶構造の予測には限界がある.この外挿領域にある未知の結晶構造を探索するためには,既存のデータセットに依存しない新たな結晶構造の生成手法の開発が不可欠である.そこで我々は結晶構造の最小要素として多面体に注目し,離散幾何解析により多面体に基づきグラフから結晶構造を生成する新たな手法を構築した.
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