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[18a-B1-3]Tl+およびSr2+共添加Cs3Cu2I5の結晶育成と発光特性評価

〇(D)浦野 雄介1,2、黒澤 俊介2,3,4、山路 晃広2,3、吉川 彰3,5 (1.東北大工、2.東北大金研、3.東北大NICHe、4.大阪大レーザー研、5.(株) C&A)

キーワード:

ハロゲン化物シンチレータ

Tl+添加Cs3Cu2I5(Tl:CCI)は、発光量が98,200光子/MeV、エネルギー分解能が3.3 %(662 keV, FWHM)であり、潮解性が低いといった特性を有する。しかしながら、蛍光寿命がおよそ1 usと長く、エネルギー応答の線形性が悪いという特性も併せ持つ。ここで、Sr2+を共添加したTl:NaIは、Sr2+を添加していないTl:NaIに比べて、エネルギー分解能、エネルギー応答の非線形性が改善し、蛍光寿命が高速化したと報告されている。そこで、Tl+とSr2+を共添加したCCI(Tl,Sr:CCI)結晶を育成し、その発光特性およびシンチレーション特性を評価した。

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