講演情報

[18a-D62-4]重粒子線治療の飛程検証PETによる腫瘍診断の可能性:ラット実証実験

〇寅松 千枝1、田島 英朗1、脇坂 秀克1、須藤 仁美1、関 千江1、生駒 洋子1、菅野 巌1、山谷 泰賀1 (1.量子科学技術研究開発機構)

キーワード:

粒子線治療、陽電子放射断層撮影、腫瘍診断

粒子線治療の飛程検証のため、照射による発生陽電子放出核種(β+核種)のPET撮像が行われる。本研究では、発生β+核種の生物学的洗い出し効果を腫瘍診断に用いる可能性を調べた。腫瘍ラットモデルに対し、12Cビーム照射と小動物用PET撮像を行い、腫瘍内の領域ごとの洗い出し速度係数を導出した。その結果、腫瘍内の酸素濃度に応じた洗い出し速度係数が得られ、腫瘍内の酸素濃度を特徴付けることが示された。

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