講演情報

[18a-P05-2]スピロピラン蒸着アモルファス膜における熱着色反応

〇辻岡 強1、沈 君偉2、中村 振一郎2 (1.大阪教育大学、2.熊本大学院先導機構)

キーワード:

フォトクロミズム、スピロピラン、真空蒸着

スピロピラン(SPP)分子は、UV光照射により着色するが、室温レベルの温度でも速やかに熱消色することはよく知られている。このような熱戻り型SPPにおいて、真空蒸着形成した消色状態のアモルファス膜をそのガラス転移点(Tg)以上に加熱すると着色する現象を見出した。SPP分子自体が極性を有することから、液化状態における周囲の極性分子の存在により相対的なエネルギーレベルが変化した一種の環境クロミズムと考えられる。

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