講演情報

[18p-A25-8]GHzバーストモードフェムト秒レーザーが形成する新奇微細表面周期構造の固体表面機能評価

〇川端 祥太1,2、Sima Felix1,3、Sima Livia4、Orobeti Stefana3,4、小幡 孝太郎1、半澤 未来1,2、白 石1、尾笹 一成1、宮地 悟代2、杉岡 幸次1 (1.理研 光量子、2.農工大、3.CETAL-Nat. Inst. for Laser, Plasma and Rad. Phys.、4.Inst. of Biochem. of the Romanian Acad.)

キーワード:

フェムト秒レーザー、GHzバーストモード、レーザー誘起表面周期構造(LIPSS)

直線偏光のGHzバーストモードでは、シングルパルスモードで形成される偏光方向に垂直なLIPSSに加え、偏光方向に平行な2次元LIPSSが形成されることを初めて見出した。さらに、円偏光GHzバーストモードfsレーザーでは、円偏光シングルパルスモードで形成されるドット状構造とは異なる、新奇な微細表面周期構造が形成されることも明らかにした。Tiは生体親和性等の優れた特性から医療用インプラントとして広く使用されており、表面形状の制御によりインプラントの機能性向上が期待されている。本研究では、LIPSSを形成したTi表面に細胞骨格および細胞外接着に関わるタンパク質を蛍光染色したヒト間葉系幹細胞(hMSCs)を培養し、形態観察および蛍光強度についての統計的評価を行うことにより、GHzバーストモードにより形成される微細構造が幹細胞に与える影響を検討した。

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