講演情報

[18p-D63-5]赤外分光法と X 線回折法で解明する Ph-BTBT-10薄膜トランジスタの最適なアニール条件

〇(D)岡 昂徹1、塩谷 暢貴1、中野 博貴2、飯野 裕明2、長谷川 健1 (1.京大化研、2.東工大未来研)

キーワード:

有機半導体、液晶相、結晶多形

Ph-BTBT-10 はp型半導体材料として大きな注目を集めている.この化合物の薄膜は熱アニールによって構造転換を起こし,電荷輸送特性が大幅に向上する.ただし,アニール温度や室温までの冷却速度に依存して分子パッキングに乱れが生じることも報告されている.本研究では,X線回折法と赤外分光法を用いることで,結晶構造解析と”官能基単位のパッキング解析"を組み合わせ,薄膜中で分子パッキングの乱れが生じる原因を解明した.

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