講演情報
[19a-A33-11]磁気光学薄膜上におけるBIC モードスローライト導波路の検討II
〇谷村 優太1、石井 佑樹1、上村 高広2、岩本 敏3、太田 泰友1 (1.慶應理工、2.東工大、3.東大先端研)
キーワード:
磁気光学、BICモード、スローライト
イットリウム鉄ガーネット(YIG)系単結晶は、光通信波長帯における優れた透明磁気光学材料である。しかし、その高品質な微細加工は難しくナノフォトニクスへの応用はこれまで限定的であった。近年、同じく難加工性材料であるニオブ酸リチウムの薄膜上に電子線レジストによる細線構造を装荷し、BIC状態を活用した低損失なTM モード光導波路が報告された。しかし、同構造を基礎としたより高度な光学構造は検討されてこなかった。前回我々は、YIG 薄膜上に形成したBIC モード導波路に周期円孔に基づく1 次元フォトニック結晶を導入した構造を検討し、スローライト状態形成に必要なバンドギャップが得られることを見出した。一方、ギャップ近傍の伝搬損失は8 dB/cm程度と大きかった。今回、より低損失なBIC スローライト導波路構造を電磁界計算により見出したので報告する。
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