講演情報

[20a-B3-4]キトサン/クエン酸と共にアニーリングした酸化亜鉛ナノ粒子
の光触媒活性増強効果

〇國本 虎太郎1、川上 烈生1、柳谷 伸一郎1,2、中野 由祟3、新部 正人4 (1.徳島大理工、2.徳島大pLED、3.中部大、4.東京大)

キーワード:

酸化亜鉛、キトサン、クエン酸

近年,様々な感染症のリスクが高まっている.この問題に対処すべく,光照射のみで殺菌・抗菌作用を持つ半導体光触媒に着目した.特に, ZnOは抗菌性を有し低コストである点が魅力的である.しかしながら,ZnOはバンドギャップ(3.2−3.4 eV)が大きく,可視光照射下での反応性が低く直接遷移型のため再結合率が高いといった課題がある.
そこで炭素源として,有機物であるキトサン(CS)とクエン酸(CA)によるZnOへの炭素ドーピングに着目した.CS及びCAも同様に抗菌性を有し,CA添加によりCSの溶解性を高めることが期待できる.
本研究では,CS/CAのアニーリング(AN)によりZnOの可視光下での光触媒活性が増強するのか明らかにしたことを報告する.特に,光触媒活性が向上する有機物(CS/CA)混合割合を明らかにした.

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