講演情報

[20a-C42-5]フォトニック帯電センサを用いた宇宙機の電位測定の提案

〇(M2)大塚 亘晟1、高濱 渉1、北城 陸人2、菊永 和也3、豊田 和弘2、高橋 和1 (1.大阪公大院工、2.九工大院工、3.産総研)

キーワード:

フォトニック結晶、宇宙、電位測定

我々はシリコンフォトニック結晶を用いた空間電荷検知技術を研究し、その適用例として宇宙機の静電気問題に焦点を当てた。宇宙空間での電子と陽イオンが人工衛星を帯電させ、ESD(静電気放電)を引き起こす。これを防ぐために宇宙機の電位測定が重要であるが、難易度が高くデータが限られている。我々は真空中でのフォトニック結晶導波路を用いた電子線検知の成功を基に、フォトニック帯電センサで宇宙機の電位を計測する可能性を報告する。実験では、真空チャンバー内のキューブサット模型でセンサをテストし、電位変化に伴う透過光強度の変化を確認した。

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