講演情報
[20p-A25-7]生体組織分析のための中赤外光熱偏向分光システム–平行プローブ光とガラスプリズムの導入–
〇(DC)伊藤 大登1、木野 彩子1、富田 充2、松浦 祐司1 (1.東北大医工、2.日本電気硝子(株))
キーワード:
中赤外分光法、生体組織分析
試料が中赤外光を吸収する際に生じる熱を,試料と接触しているプリズムの屈折率変化として検出する光熱偏向分光法は,生体構成成分の非侵襲分析方法として期待されている.これまでは中赤外光の照射点付近で,プリズム内面でプローブ光を全反射させる手法が用いられてきたが,緻密な光軸調整が必要で,測定点のわずかな変動で信号強度が変化してしまうという問題があった.本報告ではプリズム表面付近に平行にプローブ光を通過させる簡易な測定方法を提案するとともに,人体に無害で量産性に優れた赤外透過ガラスプリズムの導入について検討した.
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