講演情報

[20p-A33-13]タマネギ中ポリフェノールへの大気圧低温空気プラズマジェット照射効果

〇谷内 滉1、川上 列生1、向井 理恵2 (1.徳島大学理工、2.徳島大生物資源)

キーワード:

プラズマ、玉ねぎ、ポリフェノール

機能性成分を多く含む食品を摂取する予防医療が注目されている.我々はポリフェノールを多く含むタマネギに着目し,大気圧低温空気プラズマジェットを局所的にタマネギへ30分間照射し3日間貯蔵すると,各鱗茎層のポリフェノール量が増加することを見出した[1].この増量原因として,空気プラズマにより生成される寿命の長いNO3と考えるが,その詳細なポリフェノール増量機構は未解明である.
本研究は,大気圧低温空気プラズマジェット照射により導入されるNO3がタマネギ中にどのように分布するのか明らかにしたことを報告する.また,二次代謝物であるポリフェノール生産源であるタマネギ中グルコース量の変化も明らかにした.これらの結果を比較分析することにより,ポリフェノール増量機構モデルの構築を試みた.

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