講演情報

[20p-C31-3]有害物質の遠隔検知に向けたLIDARシステムの設計

〇江藤 修三1、比護 貴之1、大石 祐嗣1 (1.電中研)
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キーワード:

ライダー、ラマン分光、望遠鏡

人間が近づくことが難しい可燃性物質や有毒物質等を遠隔計測する手法の一つに、LIDARとラマン分光法を組み合わせた手法が挙げられる。ラマン分光法は、多種多様な物質を識別することが可能であるが、一般的にラマン散乱光は非常に強度が低い。一方、深紫外(DUV)波長領域では、共鳴効果によってその強度が著しく増大する場合がある。これまでに、共鳴ラマン効果に着目し、DUV波長領域で高いスループットを持つラマン分光用光学システムを開発した。このシステムでは、レーザ光を収束する光学系とラマン散乱光を集める光学系を別々に用意した。一方、これら2つの機能を1つの光学系に組み込むことができれば、レーザ光の視野と散乱光を集める光学系の視野の重なりを大きくすることができ、より高感度にラマンスペクトルを測定することが期待できる。本報告では、このような光学系の設計結果について述べる。

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