講演情報
[10a-E201-6]可視光広帯域反射円二色性を示すAlプラズモニックキラルメタ表面のRCDスペクトル評価と共鳴機構の解明
〇伊藤 虎太郎1、加藤 剛志2,3、平松 和政1、元垣内 敦司1 (1.三重大院工、2.名大IMaSS、3.名大院工)
キーワード:
キラルメタ表面、反射円二色性、プラズモニック共鳴機構
本研究では、可視光広帯域において高い反射円二色性(Reflective Circular Dichroism: RCD)を示すAlプラズモニックキラルメタ表面について、スペクトル特性評価と共鳴機構の解明を行った。従来の凹型構造に代えて凸型Z字キラル構造を導入し、RCWA法による数値解析により380~700 nmの波長域において0.4以上、最大0.6のRCDが得られることを確認した。設計に基づき電子線描画および真空蒸着により試料を作製し、反射率測定により光学特性を評価した結果、400~700 nmの可視光領域において最大0.35のRCDを実証した。さらに電磁場解析により、円偏光の回転方向に応じて放射型および非放射型の異なる共鳴モードが励起されることを明らかにし、これらの共鳴特性の差異がRCD発現の起源であることを示した。本研究は、広帯域キラルメタ表面の設計指針および動作機構理解に寄与する。
