講演情報

[10a-E208-3]SrTiO₃(001)上エピタキシャルFePd薄膜における<L10規則化とSolid-State Dewettingの競合速度論

H. K. Dara1、S Vergara5、植本 光治2、小野 倫也2、S Gorfman1、I Goldfarb1、〇永沼 博3,4、A Kohn1 (1.テルアビブ大、2.神戸大、3.富山大、4.名古屋大、5.パリサクレー大)

キーワード:

L10-FePd、走査透過型電子顕微鏡

L1₀規則合金FePdはスピントロニクス応用に向けた大きな垂直磁気異方性を有する。本研究では、SrTiO₃(001)基板上にRFスパッタ法でエピタキシャルFePd薄膜(~26 nm)を成膜し、基板温度T_s = 150〜600 °Cで規則化と固相デウェッティングの速度論を調べた。T_sの上昇に伴い単一バリアントL1₀構造が形成され、規則化パラメータSは0.16から0.76まで増大、磁化容易軸は膜面垂直方向へと変化した。T_s = 300〜400 °Cの中間温度域では規則化の局所的低下とボイド形成の同時進行が確認された。第一原理計算によりL1₀ FePd {101}面の表面自由エネルギーが最小(γ = 1.60 J/m²)であることを明らかにし、この面でのファセット形成がデウェッティング機構を支配することを示した。