講演情報

[10p-E204-1]粒子線照射による生成陽電子放出核種のWashout解析:腫瘍診断への応用

〇寅松 千枝1、脇坂 秀克1、田島 秀朗1、須藤 仁美1、赤松 剛1、石川 大洋1、カン ハンギュ1、関 千江1、菅野 巌1、山谷 泰賀1 (1.量研)

キーワード:

陽電子放射断層撮影、粒子線治療、低酸素薬剤

腫瘍の血管状態は低酸素や血管新生領域を推定する重要な情報である。放射線治療では、これらの治療期間中のモニタリングが望ましいがPET薬剤を投与して頻回検査を行うことは困難である。一方、我々は担癌ラット照射実験において、照射による生成β⁺放出核種の洗い出し速度マップの解析手法を開発し、低酸素PET薬剤の集積と相関する事を見出した。本研究では本解析手法の臨床応用について報告する。OpenPET開発機により頭頚部がんの炭素線治療直後に、生成陽電子放出核種の体内分布を撮像した(jRCTs032220746)。具体的には照射後10分間PET撮像し、ボクセル単位の動態モデル解析手法を適用し洗い出し速度マップを計算した。洗い出し速度のモデル解析手法の適用例を、臨床症例にて示すことができた。洗い出し速度マップの変化は腫瘍血管状態を示唆している可能性があり、治療効果との関連性について検討を進める。