講演情報
[8p-C214-1][第24回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会 奨励賞受賞記念講演] ナノマテリアルによる液液相分離制御
〇延山 知弘1 (1.京都大学白眉センター)
キーワード:
ナノマテリアル、液液相分離
メソスケールにおける反応環境の制御は、細胞生物学・ソフトマター物理学・材料科学などに跨る中心的な課題である。細胞内では液–液相分離(LLPS)という現象により、生体高分離が膜を持たない凝縮体を形成し、拡散、局所濃度、反応速度が空間的に制御された動的な反応場として機能することが知られてきた本講演では、蝶型金ナノ粒子である金ナノバタフライ(Gold Nano-butterflies: GNBs)を用いて、LLPSに由来する反応場を設計・制御する手法を紹介する。GNBsは蝶々型の異方性金ナノ粒子であり、液滴前駆体を蝶々の羽で挟みこみ安定化・液滴へと成熟させられるようデザインされている。さらに、GNBsは近赤外光吸収し局所的な熱に変えることができるため、液滴を融解させることも可能である。当日はGNBsを用いた液滴生成消滅制御の最新情報や、酵素活性等の制御についても可能な限り紹介する。
