講演情報
[8p-F212-9]TGSにおける横電場誘起過渡電流の温度・時間依存挙動
〇喜久田 寿郎1 (1.富山大工)
キーワード:
横電場、自発分極、電荷トラッピング
硫酸トリグリシン(TGS)単結晶にc軸方向の横電場(1 kV/cm)を印加し、体積電流密度の時間変化を相転移温度の上下で測定した。相転移温度上方では空間電荷の移動・トラッピングに対応する緩やかな電流増加が見られ、活性化エネルギーは0.70 eVと求まった。相転移温度下方では急激な電流降下・回復・遅延上昇とスパイクノイズが観測され(活性化エネルギー1.73 eV)、定常電流到達時間が分極消失時間と一致することから、電荷トラッピングが横電場効果を介して自発分極を抑制する機構が示唆される。
